映画

男の子と久しぶりに出かけた。

映画を見に行った。その子には彼女がいる。

よく許してあげたなと感心する。

立場が逆だったら、良いよといいつつ心の中では少しヤキモチをやく私がいるのだろうと思う。

そんなことを思いながら彼の彼女にごめんと謝った。

 

彼の方が早く着いていて、チケットを取っておいてくれていた。お茶もしたのだけれどもご馳走になってしまった。これも彼女に悪いなとも思った。

けれど甘えてしまった。ありがとう。

同い年だけれど頼もしくも感じた。

 

映画も中央よりに座られてもらった。

彼女にもそう座らせてあげるんだろうなとも思った。彼の好感度がより増した。

 

映画はとても良かった。

 

そのあとカフェに入ってスイーツを食べながら映画の話、仕事の話、趣味の話をしていた。

彼はとても聞き上手で話しやすかった。

私もそうなりたいくらい。ついつい自分の話ばかりしてしまった。楽しかった。こうやって話を聞いてもらうのも久しぶりだった。

ほぼ遊んだことのない同級生とまともに会って話すのは初めてだった。しかも映画。

 

彼に彼女がいなかったら簡単に好きになってしまうだろうとも思う。

そこでも彼にご馳走になってしまった。

同い年の男の子ってそういう感じなのだろうか。すごくかっこよくみえた。

 

同い年の人と付き合ったことがないし、同い年が周りにいないからいまいちわからないが、大人になったんだなと思った。

 

彼女がいる男の子はそうなのかなとも思った。

 

とにかくその彼の彼女は幸せ者だ。

羨ましいと思った。大事にされているのがわかる。そんな彼女が羨ましかった。

 

彼女がいる男の子と遊ぶのも悪くないと思った。